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大改革Ⅷ

今回で8回目となるこの大改革の連載シリーズ。

 

これまで

ピッチャーは打席に立たせないこと。

そのためにDHを取り入れるか、

DHに代わるルールとして

守りの専門と攻撃の専門がそれぞれ出場していいルール。

いわゆる守備でも得点あるいは相手の減点ができるルール。

このようなルールを採用したら

野球がもっと面白くなる可能性があると示唆してきた。

 

ところで

子供の頃、はじめて野球を知る、あるいは

野球をやったことがない人が野球を知るには何から入るだろう。

 

それはプロ野球が多い。

 

最もメディアが多く取り扱うから。

トップレベルだから。

 

しかし、プロの野球は、

実力はトップであるものの、その試合や仕組みとして見た場合、

決して最高レベルのエンターテイメントとは限らない。

同時に野球の本質かといえばそうとも限らない。

 

野球を知るには高校野球を勧めたい。

 

それは1度きりの戦いであるため相手を知らない状態でやるからだ。

 

これにより

作戦が多様になり、投げる、打つ、捕るだけのものではなくなる。

野球の本質である塁を奪うか阻止するか、

ホームベースをどのように奪うか、阻止するかの争いになり、

選手を駆使し、作戦を駆使し、心理と状況を読む戦いになる。

 

しかしプロは、何度も同じ相手とやるため

多様な作戦はとりにくく、投げる、打つ、捕るの繰り返しになりがちだ。

その中で高度な心理戦、技術はあるが、それはわかりづらい。

 

このプロの野球が多く知れ渡ってしまい、

野球は打って点を獲るもの。

ホームランこそ野球の華。

打つことこそ積極的な作戦。バントはせこい。

などの発想が生まれてしまうのだ。

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