今回で7回目となるこの大改革の連載シリーズ。
これまで
DH制は必須にすること。
DHに代わるルールとして
守りの専門と攻撃の専門がそれぞれ出場していいルール。
いわゆる守備でも得点あるいは相手の減点ができるルール。
このようなルールを採用したら
野球がもっと面白くなる可能性があると示唆してきた。
そんな折、先日の日本シリーズ第1戦で
古い考えの解説者、古い野球人が解説していた。
阪神が日本一になった1985年の監督・吉田。
日本シリーズ第1戦。
ソフトバンクがとった連続バントによるツーアウト3塁にする作戦。
いまだに消極的な作戦だと言っていた。
打たせることが積極的な作戦で、積極=最良だと言いたそうだ。
ピッチャーに打たすことが積極的な作戦か。
これは積極ではなく無謀と言う。
仮にヒットを打ったとしても10回に1回もない作戦をとって
成功したところで、出会いがしらでうまくいったに過ぎない。
プロは綿密なデータと緻密な作戦により、
確実な試合運びをして勝ってこそ評価され、レベルが上がり、ファンに届くのに。
野球は打つか抑えるかのゲームではないということが昔の野球人には浸透していない。
野球は
塁を奪うか阻止するかのゲームなのだ。
打つという行為は
その中の1つの作戦に過ぎず、その成功確率は低い。
だから、
この大改革シリーズで連載しているようなルールを採用したら
もっとアグレッシブでデータが必要な、
そして頭を使うスポーツになり面白いものと思われる。