今回で11回目となるこの大改革の連載シリーズ。
今まで野球をさらに面白くする方法を提案してきた。
シークレット対戦という方法はどうだろう。
今のプロの試合は年間の数が決まり、相手と何試合するかも決まり、
はたまた、予告先発なる決まりまである。
予告先発という決まりは、
野球という競技の読みあい、駆け引きという醍醐味を削いでいる。
昔はアテウマといわれる作戦をとることがあった。
相手のピッチャーが誰かわからないとき、野手のポジションに
その日登板しない味方ピッチャーを先発に入れ、
スタメンがすべて発表され、相手ピッチャーがわかった段階で
その相手ピッチャーと相性の良い、あるいは対抗しうる野手に
すぐ代えるという作戦のことだ。
そこでシークレット対戦として
対戦するまさにその時まで相手がわからないようにして
当日、相手がわかるという方法だ。
これにより
自チームのエースを強い相手にあてることを避けるという
CS進出狙いが避けられる。
またドラフトで戦力均等をはかるなら、負けがこんでいるチームにだけ
相手を教えておくと、相手が知っているチームが少し有利になり、
ペナントレースが混戦になるかもしれない。
平等性を保つなら各チーム年間20試合
このルールが適用されるとか。
これにより
どのチームの対戦かわからず、客が入りにくくなるかもしれない。
主催チームが準備しなければならないので
内緒にしておくのは無理があるか。
現実的には不可能に近いな、これは。