毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

刮目するにはこうしなさい。Ⅱ

現行ルールでの野球では、偏った選手起用となってしまい、

これによりマンネリした試合展開となり

それがゆえ多様な選手の不世出、戦略の限界、娯楽としての停滞

といったものを生み出している。

 

プロとして常時、試合に出場するには攻撃力がないと

ならない現状がある。

 

そこで

以前にこの場で提案した攻撃時と守備時で使う選手を

自由に代えていいというルールを採用することが、

やはり野球をさらに面白くさせるのだとつくづく思うわけだ。

 

アメフトのように。

 

炭谷と森がいい例だ。

 

森が1年目からセンセーショナルにデビューし、

スターの素質を見せつけると、

今シーズンは正キャッチャーに育てたいという球団の意思が

働いた。

 

そこで炭谷がトレード候補に浮上することになる。

 

炭谷は、日本代表にも選ばれるほどのキャッチャーだ。

特に肩がすばらしく、惚れ惚れさせるようなスローイングを

見せる。

 

その炭谷ですらトレード候補になったところ

やはり、

キャッチャーというポジションを考えると放出は得策ではないという

判断に至り、西武は保護した。

 

森をスターにしたくとも、

過酷なポジションであるキャッチャーができる選手は、

多くチームで抱えていないと不安なわけだ。

 

そして、

キャッチャーというポジションの特異性から

育てるのに時間がかかるため、

良いキャッチャーはチームで抱えていたいものなのだ。

 

そこで、攻撃時と守備時の起用自由というルール。

 

森はまだ若いので、バッティングを生かしてDHやポジション変更

という舵取りができない。

 

球団は、

キャッチャーとして育てスターにしたいのだ。

 

しかし、経験がものをいうキャッチャーで

正キャッチャーとして活躍してきた炭谷は

フルに使いたい。

 

まだ炭谷も若いし、何よりあの肩は魅力だ。

 

守備としては炭谷を使い、打撃は森を使う。

その中で、キャッチャーとしての修業も森に行うよう

守備でも森を使うようにする。

 

そのための守備時と攻撃時の選手起用自由ルールの採用だ。

 

こうすれば、技術の向上、多様な選手の起用、

スターの出現を可能にするのだ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP