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シーズン開幕特別企画 プロ野球最強チームをつくるⅡ

それでは12日に明日へとしていた守備編を

1日飛んで14日に。

 

キャッチャーは文句なく古田。

古田の特長は、野球センスの良さだ。そして頭が良い。

 

野球センスの良さは、

古田のキャッチングの柔らかさと捕ってからの速さに感じる。

 

昔、と言っても今でもその傾向はあるだろうが、

キャッチャーはデブが真っ先に据えられた。

 

理由はドカベン山田の影響が大きいのと

足の速さを必要としないポジションだからだ。

 

古田と同じ時期にキャッチャーとして入団した飯田は、

足の速さとバネをもつ選手だった。

 

野村監督は、飯田ほどの足の速さをもつ選手がキャッチャーであることに違和感をぬぐいきれず、

セカンドへコンバートし、その後外野手にした。

 

キャッチャーは座っていることが多く、

動くのはキャッチャーのサークルの中のみ。

バックアップや後逸のボールを追いかけるとしても

さほど足の速さは要求されない。

 

古田も元々、子供の頃は太っていたためキャッチャーになったそうだ。

 

だから私の子供の頃はキャッチャーをやる選手は

鈍いタイプがよく見られ、センスは感じない選手が多かった。

 

しかし、古田は野球センスが高い。

野村監督が言っていた

「肩は一流」。

「キャッチングはなんちゅううまい奴や。もう惚れ惚れする。」

 

そして「肩は一流。打撃は2流。リードは3流」と言われた新人時代を

頭の良さにより経験を積み、理論づけ、実力へと変えて行った。

 

2年目には首位打者となり、

野村監督にとっては

「驚くほどの成長」を遂げることとなった。

 

内野手のうまい選手は

井端、荒木、松井稼、菊池、今宮、本多、石井琢、仁志が思い浮かぶ。

 

私が子供の頃、名手と呼ばれていたのは

山下、辻、篠塚、川相、久慈あたりか。

これらの選手よりは今の選手の方が上だろう。

 

そして

一般的に守備の評価の高い宮本、小坂、藤田らは

たしかにうまいが、

プロの世界で絶賛されるほどの守備力はあるようにはどうしても見えない。

前述の選手たちの方が、

プロならでは真似できないプレーをしてくれる。

 

そして今の鳥谷も長く野球をやり、鍛えれば

あのくらいなら多くがなれるだろう。

 

内野手

一塁:駒田、王、岡田

二塁:荒木、菊池、本多

三塁:松田、仁志、中村ノリ

遊撃:松井稼、井端

 

守備のうまい選手だけで構成すれば、

普段一塁を守らない選手を一塁に据えれば、最強になろうが

それではおもしろくないので専門の選手の中から選ぶ。

 

駒田は、体がでかいがグラブさばきがうまかった。

王の現役は知らないが残った映像と同じ時代の人の評価から選出。

オリックス・T-岡田のファースト守備をしっかり見てはいないが、

動き方とグラブ捌きからしてウマイと思われる。

特にリラックスして守備をするのでキャッチングが柔らかい。

そして、1塁手は左投げがいいだろう。

 

1塁以外の内野手は身体能力の高い選手が多い。

特に、

松井稼、菊池はうまいというよりマネできない、派手なプレーをする。

今宮、仁志、石井琢も身体能力の高い選手たちだ。

荒木は足が速い。

今宮もびっくりするプレーをするが、粗い部分がある。

送球が逸れることが多い。

 

守備範囲が広い上に、グラブさばきがうまい荒木が二塁手トップだ。

全盛期の荒木が、オリンピックか何かで代表にならなかったとき、

当時中日の監督だった落合が

「おれだったらセカンドは荒木にするけどな。あいつは世界一のセカンド。」

と言っていた。

 

三塁はこれまた身体能力が高い松田がトップ。

中村ノリはグラブさばきがうまい。

仁志は、セカンドが埋まったので三塁に回した。

 

遊撃は、悩むところだが、超絶プレーの松井をトップとした。

うまさの最高峰井端にもしたい。

どっちでもいいや。

 

ちなみに投手を守備ということだけで選べば、ダントツで桑田だ。

桑田は、内野手としてセカンドかショートを守ってもらいたいくらいだ。

 

前田健太もうまい。

斉藤雅樹もうまかった。

 

守備能力は守備範囲の広さと肩の強さが求められるので

ここに挙がった選手たちはみな身体能力が高い。

 

プロ野球史上身体能力の高い選手は

松井稼、糸井、飯田、桑田が4桀だ。

甲乙つけがたい。

 

明日は、外野手の守備編と

最強投手陣を。

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