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日本の野球システム 高野連もいいことがいっぱいⅡ

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少し前に、変わらない高校野球。変化を求めない高校野球支持者。

高校野球は巨大コンテンツであり、

対抗する組織や仕組みも存在しない高校野球の歴史は容易には変えられない。

ということを記した。

 

異常とは言え、多くの人が迎合してきた取り組み、考え方は、変えないことがいいこともある。

いい意味でも悪い意味でも強固な伝統は、残っていく。

 

野村-小林の広陵バッテリーの復活について言及し、

高校野球のレベルは超越している清宮が

わざわざ高校野球で技術向上以上に人間力向上への取組みをしていると記した。

 

さらに、今、プロで活躍する選手の中にも高校野球のたった1試合のために

つぶれてもいいと賭ける選手についても記した。

 

冷静、沈着な振る舞いが印象的な大谷すら甲子園で負けたときは号泣だった。

大谷が背中を追って選んだ花巻東の激情家の先輩・菊池はいわずもがな、

ここで野球人生が終わってもいいという感情さえ湧き起ってしまった。

前田は、大阪大会で温存敗退してしまい、立ち上がれないほど泣き崩れた。

ヤンチャなイメージがある森も。クールなイメージがあるダルビッシュも。

王は、プロ野球はもういいが、高校野球は、もう一度やってみたい。と言った。

日本を代表する野球選手たちが、二度と来ないこの瞬間に涙してきた。

 

そして、

小松大谷と星稜の因縁はまさに高校野球が紡ぐ、伝統のドラマ。

 

2014年夏、余りにも有名な9回8点差をひっくり返し、優勝を決めた星稜。

決勝でなければ、8点差あればコールドで小松大谷が勝っていたところだ。

決勝のみコールドがなく、このドラマが生まれた。

 

すると、今度は大逆転を喫した同じ相手に、2015年、小松大谷が9回3点差を

逆転サヨナラでやり返す。

前年、味わった8点差をひっくり返されるという屈辱を先輩の分まで意地をみせた。

小松大谷は、悔しさを忘れない様、8点差逆転負けの新聞見出しを練習場に掲げ、

雪辱を期していた。

 

さらに3年連続の顔合わせとなった昨年、2016年は6点差を追う小松大谷が9回に反撃、

2点を返し、またかと思わせるドラマは8-4で星稜が前年の雪辱。

 

高校野球は、毎年、メンバーが全く変わっているのにこの闘いは、ドラマと言うしかない。

先輩、後輩を紡ぐ高校野球でしか起こりえない。

100年の重みと牙城。

次は、神奈川のドラマを記す。

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