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野球最大の理不尽 右打者と左打者で1塁までの距離がちがうⅡ

野球のルールで最大の理不尽である、右打者不利。

右打者が不利な理由は打席から一塁までの距離が左打者に比べて遠いということに尽きる。

この不公平を解消する方法をひとつ。

2022-6-10 野球最大の理不尽 右打者と左打者で1塁までの距離がちがう

 

一方で右投げ有利ということも言える。

走塁が左回りであることから内野手は右投げの選手が揃う。

右投げの理由は、圧倒的に送球の機会が多い一塁へ送球する際、右投げの方が素早くできるからだ。

左投げで一塁へ投げようと思うと捕球してから左腕を一度、投げる方向から遠ざける必要がある。

投げたい方向へ距離をとり、腕を振ることで投げることができるから。

右投げなら捕った時点でこの体勢ができているので、向きを変えることなくそのまま送球することができる。

 

そもそも、右利きの方が世の中には圧倒的に多いので競技性を考えても右投げが内野手に

なるようにしないといけない。

そうなると走塁は左回りにしなければいけないという理由になってしまうのかもしれない。

 

これを右打者有利の右回りとすると、内野陣は左投げを揃えなければならなくなる。

世の中には右投げばかりだから競技が成立しなくなるかもしれない。

チームに左投げが数人しかいない、というチームなどザラにあるわけだし、左投げの

技量が劣っていたらチーム力最大化に至らない。

 

だから必然、右投げの選手が守備につくようにすると走塁は左回り、ということになる。

すると、どうしても右打者不利の競技になってしまう。

 

この不公平は仕方がないのかもしれない。

右打者不利だけど、右投げは試合に出られる可能性が高くなるわけだし、左打者有利だけど

左投げは守るポジションが制限される。

したがい、不公平とは言えないのかもしれない。

 

こうして、この競技に合わせて右投げの選手を左打ちにする、という傾向になる。

 

冒頭、記した解消する方法についてはここまでを踏まえて明日へ。

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