CSの存在意義は消化試合を少なくすることと、リーグ覇者が日本一になるとは限らない、
という期待を持たせること。
どちらも金のためだ。
プロは金のためにやっているので、その発想は当然とは言いながら、取り入れた仕組みは矛盾だらけ。
貪欲の主催者と経営者の先延ばし作戦だ。
セ・パ両リーグとも優勝チームの圧勝なのに、これで日本一決定シリーズに出られない可能性がある
というのは茶番でしかない。
こんなものを勝負とは呼べない。
ペナントレースでこれだけ差をつけられておきながらまだ、CSに期待して贔屓チームを応援しようと思うファンは
この貪欲先延ばし作戦を知ってか知らずか、踊らされている。
興行とは名ばかりの目くらましではあるものの、ファンにとっては、贔屓チームに少しでも可能性があり、
応援できる機会があり、プレーを長く見れ、未来があるのなら矛盾などどうでもいい、ということだろう。
日本シリーズはリーグ制覇決定から1か月以上、1か月半近く経ってから。
その間にドラフトまで開催されてしまう。
興味は一旦、別へ向いてしまうわけだ。
そうなると、野球界の大イベントである日本シリーズが興ざめになる懸念が出そうなものだ。
それでもシリーズが始まれば、関係ないかのように盛り上がるのだろう。
たとえ、阪神もオリックスも出なかったとしても。