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横浜が勝ったところで日本一のチームと誇れるのか

下克上でもなんでもいいが、日本一の称号をリーグ戦で負けているチームに与えるのは

どうにも納得できない。

下克上とするならリーグ優勝自体の方法も見直さないと。

 

アメリカのプレーオフは、リーグ優勝を決める戦いでもある。

ワイルドカードがあるが、それは地区が違うから、他の地区のチームよりは実は

力がある場合の救済と捉えることができる。

 

従い、地区に高いレベルのチームが集まった場合、むしろそこを救済しないと

ワールドシリーズが低レベルの、あるいは差の開いた戦いになりかねない。

 

ワールドシリーズ進出チームはリーグチャンピオン同士の戦いだ。

これこそリーグを代表するその年の最強チームが世界一球団の称号を得るための戦いだ。

 

アメリカのワールドシリーズは腑に落ちるが、日本のシステムは納得が行かない。

リーグチャンピオンを決めておきながら、そのあと数試合をまたやって、日本一の可能性を持たせる。

しかも、リーグはたった6チームで、その半分に生き残るチャンスがある。

 

プレーオフ制度が盛り上がることを知ってしまった主催者は理屈などどうでもいい。

そして生き残るチャンスがあり、楽しみが先に可能性がある仕組みならファンも

理屈などどうでもいい。

 

CSはとりあえず戦って、勝ったところで日本シリーズは辞退する、くらいのチームはいないものか。

 

アメリカの仕組みを無理やりあてこんだイベントに踊らされる、いつもの日本の様相が滑稽だ。

 

今回の横浜の日本シリーズ進出でこの話題は、また取りざたされるだろう。

そこでもう一度、再考の機運となることを期待する。

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