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内野手と正対するキャッチャーの送球

キャッチャーの左投げが排除されるのは、三塁への送球に反転しなければいけないから、

というのがひとつの理由。

 

内野手は、最も送球の機会が多い一塁へ素早く投げるために右投げ選手が守る。

左投げ選手だとゴロを捕った後、一塁へ放るのに体を反転させてから投げなければならず、時間がかかる。

 

そして内野手と正対するキャッチャーは逆で、左投げが一塁へ投げやすいので

左投げがいいかと思いきや、一塁へ投げるのはピックオフなどの牽制の場合になり、

やらなくてもいい作業なので、さほど機会がない。

ただ、バント処理の一塁送球には左投げの方がいいか。

 

逆に三塁への送球は三盗を刺さなければ行けないのでやらなきゃいけない作業となる。

だから内野と正対するキャッチャーは、三塁への送球が重視され、ここでもやはり

右投げが採用されるのだ。

 

もう一つキャッチャーが右投げの理由は、

三塁から走ってくるランナーに右手にはめたミットではランナーから遠くなるので

タッチに時間がかかるということが言われる。

 

ピッチャーを含めた全員左投げ選手の守備陣が見られる瞬間は現行とは逆周りの

走塁にならないといけないことになる。

 

アメリカではバナナボールというエンターテインメントが人気だそうだ。

このような試みで逆周りの野球がどうなるか、見てみたい。

 

左投げは右投げに比べ数が極端に少ないので、守りの戦術は難しくなり、ここでチーム力の差が生まれそうだ。

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