世界中のプロ野球選手の身体が大きくなり、スピードは増し、変化球はキレ、
打球は遠くへ飛ぶようになっている。
身体は大きくなり、トレーニングは進展しているが、競技場の大きさは変わらない。
どんどん速くなる投球に同じ距離で打者は対峙していても、前にはじき返せなくなる
と考えるのは自然だ。
野球に限らずどの競技でも身体は大きくなる。
大きくした方が有利な競技は大きくする。
相撲取りもどんどん大きくなっているが、土俵の大きさは変わらない。
もともと大きい相撲取りがぶつかり合うのだから、と思うと意外と土俵は小さい。
というより、こんな狭いのか、と思うほどだ。
だが、相撲は双方が同じことをする。
お互いに当たり、出すか転がすか、だから競技場の大きさが変わらなくてもいい。
勝負は競技場の大きさはあまり関係なく、決め手が関係してくるからだ。
サッカーも双方が同じことをする。
攻める方と守る方が入れ替わるが、一つのボールを自陣より遠ざけるという同じ行為をする。
ただ、キーパーは違うことをする。
足を使って操る10人に対して、一人だけ全身を使って止めるという行為をする。
だから身体が大きくなるに合わせゴールの大きさは考慮する必要が出るかもしれない。
野球もピッチャーと打者では全く違う行為をする。
2メートルを超える大男が今より1.5倍もの速い球を投げれば角度がつくし、
すぐに到達するので以前の野球とは全く別物になるはずだ。
違うことをする競技は身体に合わせなければ、競技性が失われる可能性が出てくるわけだ。
と言うより競技そのものの性質が変わる。
打ち返すことが野球ではなくなり、点を獲ることが野球ではなくミス待ちになるとか。
どこかでルールに何らかの手を加えるアクションが起こるだろう。


