松井氏12年ぶり巨人復帰!“松井キラー”遠山氏から特大二塁打
現役を引退するとピッチャーの方が衰えは顕著だ。
肩を消耗し、ボロボロで野球を辞め、休ませた肩をもう一度使っても
その内容は素人以下になることも多いほどだ。
松井が打った2塁打は緩い球だった。
緩い球は遠くに飛ばすのは難しい。
速い球の方が反発力ではじき返せる。
緩い球をオーバーフェンスするには技術がいるのだ。
松井は
「一番、良く捉えたのは第2打席だと思うけど、一番、現役じゃないと痛感したのも、あの打席だった。いい形で捉えたけど、やっぱりフェンスは越えないとね」
鍛練した打球だったら確実にオーバーフェンスした感触だったわけだ。
この日、打席に立った”世界の王”は50を超えても楽にオーバーフェンスしていた。
大病をしていなければ70を超える今でもオーバーフェンスできるのではないだろうか。
阿波の金太郎・水野がドラフト1位で鳴り物入りしたとき
当時、現役を退いていた王とシーズン前、1打席真剣勝負をした。
向こうっ気の強い水野が本気で投げ込んできた球をスタンドへ放り込んだという逸話がある。
以前OB戦で打った王のホームランは速い球のものも緩い球のものもあった。
遠くまで飛ばすパワーと遠くまで運ぶ技術をもつスーパースターだ。
昨日の松井の失速打球を見るとやはり日本人最強スラッガーは王なのか。