先週、私の中学、高校時代は、野球にしてもサッカーにしても帝京が東京では圧倒的な力を持っており、
その帝京と我が校サッカー部、我が野球部ともに王者に挑んだという話をした。
松波は怪我で出られず、阿部を中心に攻めてくる帝京。
対する我が校サッカー部は、都の選抜メンバーの3人が中心だ。
この都の選抜メンバー。
その名の通り、東京都のうまいやつが選抜されてチームを作るそうなのだが、
20年前は都立から選ばれることは珍しかったのではないだろうか。
ほとんどが帝京、堀越、暁星で占められていたと聞いた覚えがある。
その中で都立のひとつの高校から3人も選ばれたのだからたいしたものだ。
私も遊びのサッカーをやったり、ボールの取り合いで彼らと戯れたが、ボールを奪うことはできなかった。
ボールが足にくっついて離れない感じ。
また体の入れ方、使い方がうまいのでボールがある彼らの足元に私の足が届かないのだ。
そういったところでうまさを感じたものだった。
その3人を擁して立ち向かう我が校サッカー部。
しかし、そこは王者帝京。
我が校は、攻められまくり、ほとんどシュートを打たせてもらえない。
一本シュートが帝京ゴールを突き刺し、湧いたのだが、
これはオフサイド。
残念。
王者帝京は阿部にボールを集め攻めまくって来たが、我が校も凌ぎきり、
延長にまでもつれこんだ。
阿部は一生懸命やってるようには見えないのだが、
ボールキープ力は高く、軽くロングボールも入れてくる。
視野が広くあっちこっちにパスを通してくる。
軽くやりながらパスを通すあたりがうまい証拠。
一方の我が校も都選メンバーの一人がボールを配給する。
王者・帝京相手にもキープしまくり、ボールをとられない。
こちらもさすが。
延長までもつれこんだ試合も
帝京に1点を奪われ(どうやってとられたかは覚えていない)敗戦となった。
これで3年生のほとんどが引退。
どの高校スポーツもそうだが、敗戦により明日から部活動がなくなるこの瞬間は、
悔しさと寂しさが入り混じり、激しい虚脱感に襲われる。
そんな私の高校時代のサッカー部の仲間達の思い出。