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松坂世代久保田引退 今週の出来事

第二の人生】阪神・久保田智之投手(33)

 

久保田は松坂世代の選手の一人。

 

野球界をけん引した松坂世代も30歳を過ぎ、

引退の選手が多くなり、残っている選手もピークを過ぎた状況だ。

 

松坂は今年が勝負の年になる。

高額の契約で日本に復帰し、

時代をつくったスターとして結果を出さなければならない瀬戸際という立場である。

 

久保田は高校時代、キャッチャーだった。

甲子園出場時は、背番号2をつけマウンドに上がっていた。

 

それが、大学へ行き、投手として開花したのち阪神では

「絶対のセットアッパー」というポジションで登板数を重ね、不動の地位を築いたのだ。

 

登板数の多さも、もろともせずチームを勝利に導いてきた久保田に

タフネスというイメージをファンは持ったことは記憶に古くない。

 

ピーク時には、勝利の方程式の一角を担った選手ですら故障が起きたり、

調子を崩せば数年後には引退に追いやられるプロの世界。

しかし、高校時代はキャッチャーであったにもかかわらず、

ピッチャーとして1流になることもあるプロの世界。

 

この相反するような現象も

その選手の人間ドラマ、人体の可能性、運動の定理として考察したときおもしろさが増すのである。

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