やはり、山本昌も辞めると決意した。

私の5つ年上、斉藤は、

同じ東北高校、東北福祉大出身の佐々木と横浜の柱だった。

ピッチャーになったのは大学からという異例中の異例だ。

谷繁がいなくなり、斉藤がいなくなり、大洋入団の選手が

これでいなくなったことだろう。

今でも私は、「Ｄｅｎａ」とか「横浜」という言い方が馴染めず、

横浜の球団は、「大洋」と言う。

私の一つ下で同じ東京出身の高橋尚。

高橋は、東京の名門・修徳出身だ。

私が3年生の時も、修徳の2年生エースだったのだろうか。

私も修徳高校のグラウンドで試合をしたことがあるが、

甲子園出場時メンバーのエース・高橋の名が刻まれていた。

巨人のドラフト1位が私の一つ下の3人が続いた年があった。

高橋由伸は慶応大学からドラフト1位。

上原は、1浪したので、その翌年の1位。

そして、大学から社会人経由の高橋尚がその翌年の1位。

さらにこの三人、高橋尚が4月2日生まれ。

上原と高橋由が4月3日生まれだ。

高橋尚に至っては、もう一日、早く生まれていれば、

私と同級生となり、そうすれば高校時代から知っていたことだろう。

この4月生まれにまつわる話を

次に展開していこう。