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王様登場

王が始球式に登場した。

 

帽子をとって礼をし、

スッとノーワインドアップから完璧なフォームでコントロールされた球は外角低めへ決まった。

 

御年75歳。

見事なフォームで見事なコースへ決めてみせた。

 

さすがは日本球界の頂点に君臨する王様だ。

 

このノーワインドアップは、当時日本では珍しく、

コントロールの悪い王に先輩が助言したと聞いたことがある。

 

最もあこがれる野球人だ。

 

この場で選出した歴代ベストナインでも

ほとんどが、現役選手か引退間もない選手が占めている中、

ファーストを守ってもらっている。

 

先日、私の高校野球部の大先輩(王より少し若い世代の方々)と

現役生の合宿へ激励に訪れた。

 

夜は酒盛り、野球の話で盛り上がったのだが、

我が野球部OB会長で

社会人時代は名門社会人野球部長を務められた先輩が、

 

「昔は、都市対抗の社会人や東京六大学が日本の野球では人気があったんだ。プロは興業としての存在。場合によっちゃ社会人チームの方がプロに勝つだけの実力があったもんだ。」

 

すると、最高齢の先輩が

「そうそう。昔は、6大学野球、特に早慶戦は徹夜して並ばなきゃ入れなかった。まあ、徹夜して並ぶのが楽しかったんだけどな。」

そして、

「それを、人気でも実力でもプロが文字通り頂点になったのは、ONが出てきたからだ。このONの存在で日本の野球の図式が大きく変わり。日本の第一スポーツとしての地位を確立したんだ。」

 

ONは偉大な先人だ。

野球のみならず、日本の経済、文化に与えた影響は計り知れない。

 

ところで昨日の始球式のイベント。

絶対的におかしい点があった。

 

それは、

また今度にしよう。

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