それまで130試合制での最多安打は、イチロー出現時、
オリックスの打撃コーチをしていた新井が記録した184本だった。
新井曰く、
「あの記録は、破られることはないだろうと思っていた。それは、記録したあのシーズンはすべてうまくいったからだ。調子の良さはもちろんのこと、けがもなく、運も向いていた。」
それを、イチローは新井の目の前で破り、
さらに最多安打記録の191も突破し、前人未到の200を優に超えた。
143試合制なら231本という圧倒的な数字に達する。
4割を期待されたあのシーズン。
記者からの
「スコアボードに400の数字を記してくれ」
のリクエストに応え、400を記すとともに、最長試合数での4割維持という
記録も残した。(別のシーズンだったかな?)
そしてさらに、
この143試合だったらという仮定の話を持ち出すまでもなく
イチローは大リーグで262安打をして、驚愕の証明をしている。
先日も取り上げたものだが、
この時、161試合の出場で262安打。
これが、143試合なら232安打となる。
162試合制だったから162としても143試合に換算するとここでも231安打を超えている。
実際に、このシーズンは、131試合目通過時点で212安打しており、94シーズンに酷似している。
イチローの奇跡を語りだすと話が尽きない。
明日へ・・・