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緊急特番 清原 そもそもKKとは

今週は、清原の話題が予定していた内容を改めさせた。

 

昨日まででKKの甲子園を記した。

 

ところで、今回の清原逮捕にともない、各メディアが

「KKコンビと高校時代から言われていた」。と紹介しているが、

高校時代にKKコンビと言っていたであろうか。

 

私にはその記憶がない。

 

プロに入り、敵となった二人が対戦するときに初めてこの「KK」という言い方が出てきたように思う。

 

二人の初対戦は、2年目のオールスターだ。

 

オープン戦ではすでに対戦していたかもしれないが、シーズン中の体が出来ている中での初対戦は

2年目のオールスターだった。

 

清原は1年目に活躍し、新人王となったが、桑田の1年目はわずか2勝。

初勝利はシーズン後半だった。

 

桑田は18歳にして調整法を自分から首脳陣に提言。

寒い間は、投げたくないと1年目の開幕に合わせる調整はしなかったそうだ。

 

したがい、デビューは、遅くなる。

 

2年目にフォームにも手を入れた桑田が快進撃。

一方、いわゆる2年目のジンクスにみまわれ、結果がいまいちの清原。

 

オールスターで初めて対戦することになった二人は、桑田が抑えるであろうとみられていた。

 

この時、私もあの二人がいよいよ対戦するのか。

どんな戦いになるのだろうと、とてもワクワクした。

 

そして、これ以降のいつの頃からか「KK対決」ということで

「KK」という言葉が飛び出したように思う。

 

このオールスターで清原がインハイの球をホームラン。

 

清原は、「ざまあみろ」と言いたげな表情で何度もガッツポーズを繰り返し、

咆哮しながら飛び上がってホームインしていた姿は印象的だ。

 

以降、「KK対決」と言ったり、巨人でチームメートになると「KKコンビ」と言ったり、

PL時代を振り返るときに、また「KKコンビと言われた二人」と言ったりし出したように思う。

 

だから、「KK」は、プロに入ってから生まれたことばであり、

高校時代に「KK」はなく、後付けで生まれたのではないか。

 

 

明日は、ドラフトでの最大のドラマを生むことになる二人の進路について触れていく。

 

このドラフトが以降の二人の運命を大きく左右し、今回の逮捕に遠く関わっているといえるだろう。

 

このドラフトで清原が巨人入りしていたら

あるいは、入団しないまでも、せめて指名さえしていれば

今回の逮捕もなかったのではないかと思われてくるほどだ。

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