私は、東京の公立校の強いチーム、良いプレーヤーには注目してしまう。
「日米12球団が視察 桜美林大・佐々木千11K完封 151キロ出た」
この佐々木も最近の西東京公立で最強の日野高校出身だ。
佐々木を高校時代、数試合観た。
日野高校は、この佐々木が卒業した翌年に西東京としは国立高校以来の
決勝進出を果たした。
この一戦の神宮の観客動員は異常だった。
しかし、
この決勝へ進んだチームより、この佐々木がエースだったチームの方が
私には強く映った。
この佐々木が2年生の時に
阪神ドラフト1位の高山や日ハムドラフト6位の横尾を擁して
全国制覇した日大三高に一時は7-6と1点差にまで迫った。
佐々木は4番としてホームランを放っている。
序盤は王者・日大三高優勢に進んだこの試合だが、
佐々木のホームランや連打で抵抗。
追い上げられた日大三はエース吉永を引っ張り出された。
さらに吉永を打ちこんで1点差にまで追い上げたのだ。
しかし、実力差は歴然で日野はコールドに屈した。
翌年、3年生エースとなった佐々木は日大三高を3点に抑えるも
またしても敗れる。
さらに翌年、佐々木が卒業したあとの後輩たちが決勝まで進んだが、
日大三高の牙城を崩すことはできなかったのである。
日野高校は近年、野球に力を入れているようで強くなった。
私が高校球児の頃、日野高校は強豪に数えられなかったし、
練習試合でも勝っている。
あの佐々木が大学で順調に成長し、
プロ12球団から注目されるまでになったのは楽しみだ。
ちなみに巨人が都立高校生をドラフト指名したのは
この日野高校のキャッチャーだった横川が史上初だった。
私の母校の先輩も高校から巨人に入団している。
この時は、江川問題があり巨人がドラフト参加しなかったため
ドラフトでの入団ではなかった。
江川の問題が無かったら都立初のドラフト指名選手は
我が先輩だったはずだ。