布袋が現れるかもしれないとソワソワした。
布袋に来てほしいと思ったわけではない。
でも、布袋が現れるのなら目撃しなければ。
歴史の証人になりたいと思った。
布袋は現れなかった。
それで良かった。
BOØWYは、胸の内で生き続けている。
「60歳ごろまでにアルバムを作りたいかな。還暦だからタイトルは『還暦』。1曲目は『60』で、2曲目は『年金』とか話した」
東日本大震災のチャリティーライブの際には
「作った時はシックスティーンに近かったけど、今はシックスティの方が近くなった・・」
かつての氷室狂介からは想像もつかないようなユーモアを含めた発言。
寺西さんに戻るということか。
布袋が現れることで、感傷に浸ることもない。
普通のバンドになり、安いエンターテイメントを提供することもない。
BOØWYは胸の内にいる。
伝説は伝説のままだ。
俺たちは氷室京介を卒業できない。
近藤は日大三高が全国制覇した時のエースだ。
この時の11番をつけていたピッチャーの千葉もプロ入りしている。
さらに、内田、都築と計4人が高校生で指名されている。
バッテリーを組んだキャッチャーも三高同級生だった吉田。
さらにこの日は阪神・高山がサヨナラヒットと日大三高デー。
カーブを多投していたこともそうだが、
この日の大谷は手を抜いて投げていた。力をセーブしていた。
手を抜いて投げても球が速いので、真っ直ぐだけで緩急がつけられる。
手を抜いた真っ直ぐが他のピッチャーより速い球、力を入れて投げると見たこともない速い球。
先に点を獲ってもらうと、もう余裕のピッチングとなる。
ゲームを作るのがものすごい楽になってしまうのだ。
だから余裕のピッチングに切り替える。
カーブでも投げてみよっかな。