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ピッチャーに勝敗を依存する野球とエースと呼ばれる選手1人で勝てるわけではないサッカー 野球はピッチャー

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昨日からの続きとなる。

 

ピッチャーに勝敗を依存する野球と、

エースと呼ばれる選手1人で勝てるわけではないサッカー。

その比較をしてみよう。

 

同じプロのシーズンの戦い方でも、野球とサッカーでは戦い方が異なる。

ピッチャーに勝敗を依存する野球は、その試合に登板するピッチャーの調子が悪かったりすると、

崩れた時点で敗けを覚悟する。

 

プロの戦い方は、たとえ、目の前の試合を落としても次がある。

だから、勝ちに行く時に使うピッチャーと、

リードを許した時点での、いわゆる敗戦処理というピッチャーの役割があるわけだ。

 

リードを許してしまって、それでも良いピッチャーを次々に投入しようが、味方が逆転しなければ、

たとえ、その後、完璧に抑えてもゲームを落とし、意味がない。

だったらヘボにやらせて、10点獲られても一緒だったなとなる。

 

ピッチャーの肩、肘は消耗品であり、負け試合で良いピッチャーを使ってしまってはもったいない。

良いピッチャーでもベストピッチの最高パフォーマンスの発揮は、休みを与えながらでないとできず、

何度も使えないので、リードして確実に勝ちに行くときにつぎ込むという使い方になる。

 

したがい、リードを許すと、力が劣るピッチャーが投げたり、

若手のピッチャーに経験を積ませたり、調整中のピッチャーが出てきたり、

MLBでは、ファンサービスも含め、野手が投げたりする。イチローは投げた。

日本でもデストラーデが、キャッチボール程度の投球をしたことがある。

 

あわよくば抑えてもらい、逆転のチャンスを待つ戦いをする。

これが、負けたら終わりの1戦勝負やトーナメント戦なら、

どんどん良いピッチャーをつぎ込む戦い方をする。

 

だから、プロの先発ピッチャーは、ゲームをつくると表現する。

先発ピッチャーの仕事は、ゲームをつくることとローテーションを守ることにある。

 

そして、リードを奪った試合はモノにする戦い方をするわけで、先発ピッチャーをどこまで引っ張るか。

中継ぎは、短いイニングをしっかり抑えてくれる力量のあるピッチャーが務め、

ワンポイントは、右バッターに対して右ピッチャー、左バッターに対して左ピッチャーが、

それぞれ、1人ないし2人くらいを抑えてくれる特性がある奴が務める。

そして、クローザーは、リードした試合を確実に締めてくれる力量の高いピッチャーが務める。

野球は、ピッチャーが勝敗を握る特性が、こんな使い方に如実に顕れている。

 

それと比較してサッカーの戦い方。

同じプロのシーズンの戦い方でもサッカーは、全勝が可能だ。

ピッチャーに依存する野球と違い、

サッカーは、たとえばエースと呼ばれる選手1人に依存するわけではない。

この大きな違いについては、明日、深堀りしていこう。

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