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昨日は、内村の話題をしたので、一昨日からのつづきが一日飛んで今日となった。
話題は、同じプロのシーズンの戦い方でもピッチャーに勝敗を依存する野球と違い、
サッカーは、たとえばエースと呼ばれる選手1人に依存するわけではないため、戦い方が異なり、
サッカーは、全勝も可能ということ。
サッカーでは、エースと呼ばれる選手が守備には参加しないことがよくあり、逆に守備の選手は、
攻撃に参加することが少なかったりする。
メッシは、守備には全く貢献せず、また働く範囲もゴールに近いポジションのため、
そこまで他の選手にボールを持ってきてもらわなければ、仕事ができない。
かつての中田やジダンのように、パスを供給する選手がエースと呼ばれるチームであっても、
同様に1人では完結できず、最高のパスをして最高の仕事をしたと思われても、
点を獲ってくれる選手が決めてくれないと、意味がない。
日本代表で香川がいまいち輝かないのは、周りの選手が香川を生かしきれていない、
香川のプレースタイルと周りの選手がかみ合わないように映る。
このように、大エース1人の仕事だけでは、サッカーは試合が決まらない。
ピッチャーの出来で、その試合の展開、行く末、戦い方、勝敗が決まってしまう野球と違うところだ。
また、サッカーは毎日試合をしないのと、
野球のピッチャーの肩、肘のように一度使うと消耗が激しく休養が必要となるわけでもないので
ケガの離脱などを除いて、全試合をベストメンバーで戦うことが可能だから、リーグ戦全勝が可能だ。
余談だが、そんなサッカーでもマラドーナは異質の存在だった。
当時のサッカーの戦略が今ほど高度でなかったというのもあるが、
マラドーナは、1人で試合を支配していた。
マラドーナのいるチームは、とりあえずマラドーナにボールを預け、好きにやってもらう。
他の選手は、マラドーナに合わせて動き、マラドーナが、パスを出してくれるところに走り、
あるいはマラドーナが1人でドリブルするなら、おとりとなって相手の選手を引きつけたり、
ドリブルしている間は、他の選手は邪魔せず、奪われた時の守備を固くしておくなど、
とにかく、マラドーナの他はプロレベルの選手がいれば誰でも良いというチーム作りをした。
その証拠として、
当時弱小だったナポリが、マラドーナを獲得したことで、いきなり優勝するに至った。
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