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野村の通算打撃成績は、王の後塵を拝して、本塁打は2位、打点も2位、
だが、安打数は王を上回る。
王と銀座のクラブでたまたま一緒になり、しばらく飲んでいると、王が練習があるので失礼するとの事。
いいじゃないかと引き留めても、聞かなかった。
去っていく王の後ろ姿を見て、こいつに抜かれるなと悟ったと言う。
これをもって、世界一になる人とペーペーで終わる人の差と野村は表現する。
ONという存在は日本にプロ野球がある限り、永遠に語り継がなければいけない。と野村。
犬猿とも聞かれる長嶋に対してこう発言していることから、野球への愛情、プロ野球への愛情が露わだ。
自分のことを大げさに自慢する人のことは、嫌悪感を抱き、うさんくささを感じるもの。
それが本当であっても、自分で言ってしまうと評価を落とす。
逆に、人が言うと、途端に真実味を帯びたり、そうなんだへー。となる。
そして人へ伝えられていく際、さらに尾ひれ羽ひれがつき、そのうわさも過大になる。
言う人の評価が高いほど、あの人が言うんだからと人は信じやすく、広まる効果は大きい。
野村が引退を決めたきっかけのひとつに、
チャンスに打席が周り、犠牲フライでいい場面で代打を送られてしまった。
外野フライさえ、打てないと思われているのか。あー俺はそんなに信頼されていないのか。
そんな力になっちまったのか。と悟ったそうだ。
また、同じチームのライバルの打席で、打つなと思ってしまった事があると聞いたことがある。
チーム競技であるまじき行為であり、味方にそんな気持ちを持った瞬間、もう辞めなあかんわ。
と悟ったそうだ。
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