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日本は全勝で日本を発つことになり、ファンは大盛り上がりの今大会。
もう一方のグループはアメリカ、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラという
世界にも有名なMLB所属選手たちが本気になっており、勝ち抜けるには厳しい戦いが続いている。
メキシコが残ったとの報道があったが、一転30分後に訂正された1次ラウンド。
ベネズエラが急転プレーオフ進出! 失点率のイニング解釈で順位“逆転”
メキシコがイタリアにサヨナラで敗けた試合では、ワンアウトもとれていなかったため
イニング数にカウントされず、
それにより失点率が変わるということで当初計算違いがあったそうだ。
そのサヨナラの回もカウントすれば、
ベネズエラが最下位になり、カウントしなければメキシコが最下位となったそうだ。
ところで、野球の試合で(野球に限らないが)この失点率とかを持ち出すのはナンセンスだ。
試合で必要な点差をつけなければ勝ち残れないとなると
心理戦や間合いを醍醐味とする野球にとって試合自体が大味になり、
本来の野球というスポーツとかけ離れたものになってしまう。
野球は点取り合戦ではなく、点をいかに与えないかが問われるスポーツであり、
守り抜くスポーツだから。守り抜いた中で1点多くとることが野球なのだ。
先日は、チャンピオンズリーグでバルサが、たしか5点差をつけなければいけない試合で
そのとおり、6-1とし、世紀の大逆転とされた。
しかし、試合が始まる前から必要な点が決められてしまうと、試合運びがそれ用となり、
本来の技術の攻防が観られなくなる。
たいがいが、大荒れ、大味といった展開になる。細かい作戦や味のある戦術は見られなくなる。
内容自体はおもしろいものではなくなるものだ。
こういうルールは、大会自体の格式の希薄につながる。
5連勝で迎えた日本のイスラエル戦では、日本は4失点以内なら負けても勝ち抜けということだった。
イスラエルとしては、5点取って勝たなければいけない。
この試合で日本が先攻で、3失点までで9回裏のイスラエルの攻撃を迎えた場合、
ランナー出た時点で敬遠にて敗退行為でゲームを終わらせるということが可能と話題になっていた。
日本は後攻だったので、こういったことは杞憂に終わったが、もし先攻だったら充分あり得るケースだ。
ただ、こういうケースになった場合、日本のようなチームは必ず後攻、イスラエルのようなチームは、
必ず先攻と取り決めがなされていたかもしれないが。
何にせよ、勝負は、その1戦に勝てばいいという目的に向かっているルールでいい。
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