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国際試合における発見 海外選手の奔放プレー

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日本敗退から1週間以上が経ち、大会の余韻は消えた感。

この国際試合は、日本で普段、見られる野球と違う面が多くあり、「へぇ~。」という部分もあり、

新鮮な情報が手に入る場としても興味を惹かれるものだった。

 

準決勝から取り入れられたという判定への録画再生による確認。

微妙な判定には、ことごとく再度の確認を要求し、やらなきゃ損とばかり

監督が登場する。

いわゆるチャレンジ失敗によるペナルティがないから何度でも確認を要求する。

オランダとプエルトリコの準決勝では、1イニングで録画再生が何度となく要求され、

さらに抗議、野手が集まっての相談、

打者も1球でベンチに戻りバットの手入れや何やら取りに行き口に放り込んだり、

1イニング表裏の攻防で1時間かかっている時があった。

 

野球は、間合い、心理戦が醍醐味なので、こういったことも戦略の一つ。

観ている方は、ここに集中して今グラウンドで何が起きているかを観察、推察しなければいけないが、

これだけ時間がかかれば観ている方は、集中力はもたない。

そりゃ食べたり、歩いたり、モバイル画面をいじったりしゃべったりあくびしたりするわ。

 

そのあとセンバツに切り替えたら展開が早い早い。選手は考えている暇はないだろう。

センバツの注目選手だった日大三・桜井は、甲子園の感想に「あっという間。」と答えていた。

これは、甲子園という舞台を満喫するには緊張などがあり、あっという間という意味だろうが、

考えている暇がなく、どんどん進んでいく試合展開には、実際の時間としてもあっという間だ。

 

そして、初めてプロの試合でタイブレークを見た。

オランダが2試合タイブレークをこなし、最初の日本戦では裏の攻撃だったオランダは、

2点を獲らなければいけなかったので、先頭打者に打たせた。

内野フライとなり、日本はとても楽になり、これで勝ったと思った。

 

この時、日本は送りバントで2,3塁の形から中田の2点タイムリーとなり、

2点を獲らなければいけないオランダはプレッシャーがかかったのでバントを選択しなかった。

逆にプエルトリコ戦では表だったので一転送りバントを選択した。

日本がとった作戦と同じ。表と裏で作戦が変わることがよくわかるタイブレークであった

また、このタイブレークでは、オランダのランナーは足の遅いランナー。

対して、プエルトリコは足の速いランナー。 この辺も作戦に影響する。

打順や表、裏、で作戦が変わり、心理も変わりとてもおもしろいシーンとなった。

 

海外ならではのプレーとして印象に残っているのが、プエルトリコとドミニカの一戦で

ドミニカの2盗を刺すシーンで送球を受ける2塁ベースカバーの2塁手が、

送球をキャッチする前に「ナイススロー!OK!」と言わんばかりにキャッチャーの方を指差し、

さらにタッチも走者を一切見ないでグラブを置くだけでアウトにした。

送球から目を切り、走者を見ないで喜んでいるなんて日本では怒られそうなプレーだが、

海外のプレーヤーの奔放なプレーは楽しく、エキサイトさせるものだ。

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