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今年は、ホームランの記録がいくつか飛び出した甲子園だった。
大会通算ホームランは68本に達し、これまでの60本を越えた。
この60本の記録が2006年で88回大会の時。
今回が2017年で99回大会。ゾロ目の大会に記録が塗り替えられている。
これを、大会が始まる前の時点でザキヤマが指摘していた。
その前の記録更新も1984年の66回大会。
代打満塁ホームランや1試合2本の満塁ホームランという史上初めての出来事もあった。
これらは、いろいろな要素がからみあってホームランが出やすくなっていると思われる。
大会中は、連続ホームランを打つ選手が多いことや、逆方向やセンター方向にも入ること、
あの打ち方であの角度であの打球が入っちゃうのというものが見られることで
飛ぶボールになっているのではとも言われていた。
飛ぶボールかどうかは、見ているだけではわからない。
高野連に発表してもらうか、メーカーが発表するか、今までの球と実際に反発を比べてみるか
しないとわからない。
わかっていることは、
飛ばすための体づくりが促進していること、研究が進み、練習と情報が高度になったことが
理由にあるが、一番はバットの性能だ。
バットの性能の良さでホームランがよく出るのだと思われる。
ただ単に金属バットだからというだけでない。金属バットも数十年前とでは、
性能が全然違う。
そして、今大会は投手力が弱かったという点も大きい。
さらに変わった点が風だそうだ。これも一つの要因と聞いた。
甲子園と言えば、浜風が有名だった。
ライト方向の球場外にある海から吹く風により、ライトスタンドへの打球が失速する。
したがい、左打者がホームランを打つのは大変と言われていた。
それが、ライトに高い建物ができ、風が遮られるようになったとか。
さらに、銀傘の改修工事により、今まではなかった隙間が作られ、
そこから風が吹き付けるようになったそうだ。
これらにより、甲子園の風向きが変わり、ホームランが出やすくなったそうだ。
そして記録づくめとなった広陵・中村
32年間並ぶ者も現れなかった清原の1大会5ホームランを
準決勝の1打席目、ファーストスイングで並び、その試合のうちに新記録を打ち立てた。
中村の記録とそれにまつわる話は明日にしよう。
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