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名門・広陵での1年生正キャッチャーのプレッシャー中村

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昨日、記すとしていた中村と桑田の話が一日飛んで今日となった。

まずは、中村の裏話。

 

1年生で正捕手の背番号「2」をもらい、

胃が痛くなり、食べられなくなった。吐いたそうだ。

 

名門・広陵での1年生正キャッチャーのプレッシャーは、このくらいなるだろう。

野手の1年生レギュラーならここまでならない。

ピッチャーでさえもキャッチャーよりは気は楽だ。

 

野手で1年生レギュラーになろうと、

ひと試合で打球が飛んでこないこともザラであり、無難にこなすことが案外楽。

打撃に関しては、打てなくても1年生なら当たり前という目で見られ、

ダメだったら次から替える選択がしやすい。

 

ピッチャーは、1年生エースになろうと、もう投げるしかない。

そもそも、ピッチャーになる奴は、わがままで気の強い奴が多い。

マウンドに上がれば、やってやろうという気持ちの切り替えがしやすい。

主導権があるピッチャーは、自分の思い通りにスタートが切ることができる。

それでダメだったら、ここでも替える選択がしやすい

 

ところが、キャッチャーは司令塔と言われ、投手へのみでなく、野手への指示を出し、

リーダーシップが求められてしまう。

入部して数か月、環境にもまだ慣れていない、高校野球のレベルにもまだ慣れていない状況で

ツワモノの先輩へ指示を出すなどビビって当然だ。もし、間違えたらと考えたら恐ろしい。

そのプレッシャーから食事が喉を通らなくなってしまうのも理解に難くない。

 

名門・広陵での1年生レギュラーで思い出すのが、阪神・上本。

上本は、広陵で16年ぶりの1年生レギュラーだったそう。

上本は早稲田でも1年生からレギュラー。そして、公式戦全試合フルイニング出場した。

この6大学での記録は、当時、慶應・高橋由伸以来だったそう。

ちなみに、上本はそのあふれるセンスで広陵2年生の時はキャッチャーを務め、

甲子園出場している。

 

中村は、今までの人生で味わったことのない精神的ストレスを感じたことだろう。

しかし、野球ではね返す根性があったに違いない。

15歳でこんな経験は、その後も名門で野球を続けた人生に大きな糧になったはずだ。

 

その経験を乗り越えて、また糧にして3年生となった時、甲子園の一躍スターに躍り出た。

この秋は必ずドラフト指名される。

プロではまた壁や挫折にぶつかることだろう。

野球の道で大いなる経験をした中村が、この先さらに野球で花を開かせるに違いない。

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