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思考が人をつくる イチローと大谷の思考に共感する人々

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思考が人をつくり、その人の思考が起こす行為。

大谷やイチローが起こした行為は野球ということになるわけだが、

その行為が人を感動させ、さらには範としたくなる。

 

イチローのことばは、野球界にとどまらず、一般の社会にも参考にされ、

言動に好感がもたれる大谷には、どうしたらこのような人間がつくられるのか、と話題にされる。

 

イチローは高校入学時、170センチちょっとの50キロ台だったそうだ。

そんな小さな子がプロに行くために、愛工大名電を選択した。

およそ、こんな体ならプロに行くことをあきらめそうなものだ。

あきらめないまでも、プロへ行くための選択というより、とりあえず高校野球を経験してから

その夢を描きそうなものだ。

 

だが、一貫してプロしか見ていなかったよう。

同じ愛知の名門・中京のひとつ年上に稲葉がおり、プロに行くだろうとされていた稲葉のバッティングを見て、

イチロー自身が「俺、プロに行ける」と思ったそうだ。

 

大谷は、高校入学時、長身でありながら体重は60キロ台だったそうだ。

ヒョロヒョロと表現していい体型で目標を160キロの速球におくなど、普通は恥ずかしくて書けないだろう。

目標が高すぎるので、もう少し控えめにしても充分がんばれと言ってもらえるはずだ。

 

日本球界の宝であるこの2人は、高校入学頃は、そこまでになるとは想像しにくかった過去となる。

そして、それでも2人とも、大きな目標を掲げ、実践したことになる。

 

どういう思考なのだろう。

一般的に感じることは、あきらめない気持ち、信じて疑わない純粋さ。ということになるのだろうが、

その気持ちでい続ける思考とはどんなものなのだろう。

 

直感的にひとつ思うところは、2人は、貫き通すための根拠をあらゆるところから獲得し、

それは、指導者や両親、読書、経験、事例、勉強、仲間、恋愛といったものであるが、

そういうものから実感をつかんでいったのではないかということ。

 

大きな目標に向かう中では、きっと挫折感を味わったり、傷ついたこともあったはず。

それでも、そこで心を折ることがなかったのは

単に自分の技術への信頼だけでは賄えなかろう。

 

前述の要因を支えとし、乗り越え、自信へとつなげていったものと思われる。

それゆえ、言葉の奥底にその胆力を感じられ、人は共感し、範としたくなるのでは。

 

思考が人をつくり行動をコントロールする。

挫折を味わった時に、もういいかというような気持ちがちょっと思考に占めたら

行動は変わったものになり、ちょっとの行動の違いが、後の結果を大きく左右する。

ここまでになっていなかったかもしれない。

思考が大事を為す。

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