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天才と努力Ⅱ

昨日からのつづき。

2020-1-6 天才と努力

 

それは、落合の練習風景がどうにも根詰めてやっているように見えないからだろう。

 

努力というのは、あくびをしながら24時間没頭しても、感心できるように映らないのだ。

まあ、集中していたらあくびが出るということはないだろうが、とぼけた顔をしたり、

笑顔を見せたりでは没頭していても努力に映らない。

 

そこには汗、苦悶の表情、血流が伴わないといけない。

努力を表現する時、血のにじむような努力と言うように、”血のにじむような”が

つかなければいけないわけだ。

 

王同様、落合の打法も色々研究された。

神主打法と呼ばれる独特なフォーム、体が開くのに外の球も右方向へ飛ばす、

下から出る巧みなバットコントロール。

 

ただ、落合自身の話だが、今の選手で自分よりバットを振る選手はいない、とか

こいつら練習していないのだな、とか素振りを繰り返して、人の手を借りなければ

バットが手から離れなかった、とかいわゆる努力を繰り返した逸話が残っている。

それでも努力の人という評を聞かないのは映像が残っていなく、人にその姿を見せていなかったからだろう。

 

明日は天才と言えばこの人、前田智徳ではなくてイチロー。

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