プロ野球選手は、入団後、どんどん体が大きくなる。
体型が変わらないとよく言われたイチローも、高校時代から入団間もない頃はさらに細かった。
高校時代の姿を見ると、細いという第一印象を持つ選手は多い。
それが、どんどん体が大きくなる。
入団した頃は10代後半で、まだまだ成長期ということがあるので大きくなる、ということが一番の
理由ではあるが、
それとともに、野球はパワーが優位にさせる競技だからということがある。
また、そういう風に横に大きくなっていく体質を持つ人間が野球選手としては優秀だ。
速筋とか白身の筋肉とか言う、瞬発力にすぐれた筋肉だ。
この筋肉をもつ人間は横に大きくなりやすい。
また、プロに行くような選手は名門校できつい練習をしてきた人が多い。
このような人達が、プロでお金をもらえて、華やかな世界を経験することで過度の飲食をしてしまうというのも一因だ。
サッカーは、1試合で10㎞走るほど、持久力が必要になってくる。
だから、むやみに大きくはできない。大きくすることでパワーがものを言うプレーで有利に働くことはあるが、
それにより、走力に影響が出てしまっては、プレーの損失が大きくなる。
ボンズも若い頃は脚が速かった。
しかし、100m先に打球を飛ばすプレースタイルを選択し、体をどんどん大きくしようと、
ステロイドに手を出すことになった。
同時に走塁は捨てることになり、盗塁はしなくなった。
つづく。
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