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ドラフトを採用しておきながら逆指名 矛盾に矛盾を重ねて今も続く

ドラフトは矛盾を多く抱えている。

プロなのに戦力均等を目的としていること。

年俸や契約金の高騰を目的としていること。

相思相愛でもそのチームに入ることを妨げていること。

 

そんな中、かつては逆指名が存在した。

上記の理由でわざわざ矛盾満載のドラフトを採用しておきながら、さらに上塗りとして

逆指名が誕生したのだ。

これにより裏金が暗躍し、矛盾に矛盾を重ね、悪い方向にばかり行った。

 

実力のある選手ほど行きたい球団には行けない。

怪物ほどの実力があるとなおさらで、江川は3度も1位指名された。

江川のプロ入りを遅らせ、実力を削ぎ、ファンが最も見たい最高峰の野球選手の活躍を

見せないという本末転倒で裏切ったドラフト。

 

公開で新規入団選手を決めるという当事者としては人生の明らかなターニングポイントとなる催しであることから

自分の人生と重ね合わせ、とても興味を持ってファンのみならず世間が見るため

矛盾を抱えながらドラマとして楽しんでしまう。

それは同時に新戦力が大量に決定する場、さらに将来のチーム形成の意思表示も見えることから

野球という実際の競技を見せるわけではないのに、ひとつのドラマにまでなった。

CSもそうだ。矛盾だらけの制度でありながら、短期決戦で勝敗が決まるところに

ファンはシーズンと違う興味を抱き注目してしまう。

目先の試合で次へ進めるかどうかが決まるためプロがひと試合に狂喜乱舞する姿が

ドラマとしてとらえやすい。

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