もめ事が起こると、ケンカに勝つためではなく、ケンカを収めるためベンチから飛び出す。
2021-3-16 ケンカに勝つためではなく、ケンカを収めるためベンチから飛び出す選手たち
さらに、怒った選手をかばうという意味もある。
怒った選手は相手に向かって行っては、あとはケンカするしか方法がなくなる。
たとえ手をあげなくても口論をしなければいけなくなるし、暴力沙汰になれば
相手にケガをさせる場合もあるし、手負いの身となりかねない。
だから、怒った選手を慮り、みんなで援護に飛び出すのだ。
放っておいたら立場がなくなってしまう。
ケンカというものは誰か介入して仲裁してくれないと、おさまりがつかないものだ。
第三者が入ると、一気に冷めるということもある。
乱闘のイメージが強い番長・清原も実際に相手を殴ったことはない。
清原は死球を受けるとまず、相手をにらみ、一喝する。
一喝することで両軍選手が入り乱れるのを待っている意図があるのだ。
こうすれば立場は保たれる。
元広島の高橋慶彦はデッドボールを受けた確か外国人だと思うのだが、
激高して味方ピッチャーへ向かってくると、ショートから真っ先に走り、その間に入ってやめなさい、と
止めていたシーンを記憶している。
屈強な外国人に対しても、自チームのピッチャーに危害が加わらないよう間に入ったのだ。
また、2塁ベース上での接触に1塁ランナーの川又が怒りをあらわすと、手で払い、調子に乗るな、
と手で払い向こうへ行けという仕草で、ベンチへ戻れ、と退けていた。
高橋は男前だったので、こういう男気があるとなれば、さらにモテることだろう。
美人女優との浮名も有名な色男。
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