さて、大卒ドラフト組の早川、佐藤、牧だが、佐藤は高校時代、全国では無名の選手で、大学で開花した選手だ。
2021-4-13 高校生ドラフト組を追い越すか 大卒ドラフト 早川 佐藤 牧
佐藤の魅力は何と言ってもあのパワー。
先日の場外ホームランは右中間に放ったものだった。
あそこの場外へ持っていった打球というのはプロ野球選手でさえ、見たことがあるか
記憶にないというほどのものだ。
しかし、フルスイングのパワーヒッターにはありがちのボール振りだ。
まだまだプロに慣れていないので仕方がない面はある。
大きく思い切り振るのでどうしても球の見極めは拙くなる。
ボール球に手を出すので、ピッチャーはどんなに遠くに飛ばされようとさほど怖くはない。
場外ホームランと言わずともホームランでさえ何十打席に一本ということになるから。
場外に飛ばされようとギリギリ入ろうと、点数に差はない。
ボール球に手を出す打者は与し易いのだ。
ただ、それも考え方だけで手を出さなく、改善できるものなので、これからよくなっていくはずだ。
それでも左ピッチャーには苦労する。
左ピッチャーにあたる機会が多いと、あるいは敵チームが左をあてる戦略をとると
ホームランはほとんど出なくなる。
牧も甲子園出場はなく、2年夏と3年夏は県大会初戦で敗れているようだ。
長野県では注目された打者だったようだが、全国では無名と言ってよいだろう。
それが大学で実力を伸ばした。
これだけを見ると、プロに入って実力を伸ばすより、大学に入って、出場機会を増やし、
じっくり身体を作った方がいいという向きもできてしまう。
プロよりアマチュアにいる方が成長期の選手にとってはいい環境とさえ思えてくるものだ。
対照的に早川は高校時代から甲子園で活躍し、高校ジャパンでも活躍、U-18アシ゛ア制覇のメンバーだった。
あの時の高校生には藤平、寺島、今井、堀、高橋などおり、錚々たる投手陣だった。
4年経って、彼ら高校生ドラフト組を早川は追い越していくだろうか。
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