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ブーイングは選手としての価値

プロはトレードという制度が当たり前だ。

昨日まで味方だったものが、本人の意思でないのに今日には敵になるという、奇怪な仕組みに見える。

 

トレードで移籍しても、チームは咎められない。

一方、FAは選手の裏切り、という印象がある。

金に流され、今まで育ててくれた球団に後ろ足で砂をかけ、応援してきたファンの気持ちも汲まず、

自分の欲だけで行動しているというもの。

逆に、FAの権利があり、他チームから請われる選手が球団にとどまると、

素晴らしい人格ととらえがち。

ヤクルトに残った山田への賛辞は大きなものがあった。

哲人、ありがとう、と。男気とまで表現される。

 

鳥谷のように自由契約になり他球団へ行き、交流戦で甲子園に返ってくれば拍手で迎えてもらえる。

ただ、選手としてはブーイングがあった方がいいとも言える。

ブーイングとは裏返せば、必要だったのにいなくなったから起こるわけで

脅威でなければどこへ行こうと構わないのだから。

ブーイングは選手としての価値をあらわし、拍手は憐みと捉えることもできる。

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