松坂が引退したことで各メディアが「平成の怪物と言われた」とか「平成の怪物が」と
決まって言い出す。
メディアが作った言い方で、そっちの世界で勝手に蔓延させたものをあたかも人の口から自然発生、生まれたかのようだ。
そう思っていない人間にはとても耳障りな言い方だ。
俺、言ってねーけど、俺思ってねーけど、と突っ込みたくなるものだ。
「負けられない戦いがある」はサッカーに力を入れていたテレビ朝日が流行らせた標語だ。
これは絶好のヒット作となった。
あまりにうまいことできた短文だったので、これ以降、頻繁に使うようになった。
受け手にとっても聞きやすいし、言いやすいし、かっこいいから。
テレビ朝日以外のテレビ局では使っていないはずだ。
それは遠慮すべきところであるし、マネ乞食になって蔑まれてしまう。
だが、タレントはそんなこと構わず、と言うか知らないまま、他局に出た時でも分け隔てなく乱発してしまう。
アベノミクスも元々は
二刀流もメディアが作り出した。
兼任でしょ、なに流って、刀じゃないじゃん。
世界のホームラン王は具体だ。数字という根拠がある。
本人は世界一のホームラン王などと思っていない。
総じて言えることは本人はそう思っているのかわからないということ。
松坂本人が怪物とは言わないし、大谷も二刀流とは言わないだろうし、王は絶対言わない。
メディアが作ったものを、これよしとばかりに自分で厚顔にも言い出したのはアベノミクスだ。
元々はメディアが作ったものを政府が取り入れた印象だ。
花道が天才と言うのはいいけど、人を導く行政のトップでは図々しい。
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