毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

一般用語となった野球用語

野球用語で一般化したもの、というよりむしろ野球からとは意識しなくなった言葉の代表は

アウト、セーフ、ストライク、ボールだろう。

 

先日のオリンピックでスケボーの13歳も、笑顔でセーフと両手を広げていた。

これはパフォーマンスがギリギリ失敗しなかったという意味で仲間に示したのだろう。

スケボーのルールの中でセーフというのはないはずで、野球から一般に広がったからだ。

つまり、野球で安全を意味するセーフはあらゆるシーンで危険や失敗回避に両手を広げて示すことになる。

逆にアウトは一般生活でもそれはダメ、というものに親指を立て腕を挙げる。

政治家の不祥事には「これは完全にアウト」と表現し、退場を迫る。

 

許容範囲はストライク、ボールで表現する。

好きな異性をストライク、ボールで表し、年齢○○歳まではストライクと許容する。

こういう人はボールと、異性の性格やタイプで受け入れられるかどうかはストライク、ボールで表現する。

自分にとって理想のタイプや好みの顔などにはドストライクと表現する。

 

麻雀用語の転用も多くある。

ドラフト1位をドライチというのは麻雀からだろうか。

意味は全然違うが、言い方が全く一緒だから言いやすく、省略語として最近よく使われる。

野手の間に落ちることをカンチャンと言うし、

一般では、いっぱいいっぱいの状態をテンパイ、残りひとつをハイテイ、と言う。

普通の言葉が野球用語になったものにはキャッチャーのミットにおさまってから振っているように感じるほど

振り遅れの空振りを着払いと言う。

 

プロはシーズンを1年戦うと言うけど、半年だ。

高校野球は3年間というけど2年4か月ほど。

だいたい大変とか苦労とか青春とかを語りたいときは大げさになるものだ。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP