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エリートと雑草のルーキー新人王の快挙 松坂と上原

ルーキーの松坂は初対戦のイチローを3三振に切って、自信が確信に変わったと言った。

これは名言とされ、使う人は今でも多くいる。

 

イチローは松坂のスライダーが素晴らしいと言い、またフォームがよく、打者からは見にくいと

評した。試合後、次の松坂との対戦はいつだ?と問い、報復を誓った。

イチローは入団時、ドラフト1位で話題をさらったパンチ佐藤のプレーを見て自分は

プロで通用すると確信した、と冗談吹かしていた。

 

松坂と上原は同年のドラフト1位だ。

名門横浜高校で2年生からエースとして、3年生時は公式戦無敗で春夏連覇とエリート街道まっしぐらの

高卒ドラフト1位、松坂と高校時代は建山の控えで1浪して大学から日の目を見た上原は歳の差5つ。

上原は自身を雑草とほざく。

上原は当時アマチュア最強のキューバの連勝を止めた男だ。

 

ルーキーの2人が最多勝という、史上初の出来事を考えてみると大変な事だ。

ルーキーが両リーグともナンバーワンピッチャーということだから、伝説の年と言える。

ルーキーで20勝の上原と高卒で最多勝の松坂。

球史に残る大偉業と大投手だ。

 

松坂はドラフト前、希望は地元の横浜と明言していた。(松坂は東京出身)

引き当てたのは西武だったが、ドラフト直後、しっかり1位指名が競合し、その中で

交渉先が決まったことで安堵の笑顔を見せていた。

横浜以外はプロへは行かないと言っていたが、この笑顔を見て、これは西武に行くなと確信した。

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