昨日、センバツは日本一決定戦ではない、優勝しても全国制覇とは言わない、ということを記した。
秋の大会の結果を参考に、春の大会の出場チームを選抜する。
秋の地方大会の結果はあくまで参考なのだ。大会の間は半年もある。
参考だから優勝チームが出るとは限らないし、ベスト8止まりのチームが出場するし、21世紀枠がある。
こういった早い段階で秋に敗けているチームがセンバツで優勝しても日本一と言うのは憚られるだろう。
そういうチームが優勝することはまずないのだが、可能性があることから
全国の代表が集結して日本一を決める大会とはハナから位置づけていない。
選抜チームによる甲子園大会だ。
夏の大会は選手権だからその名の通りNO.1決定戦だ。
つまり、日本一決定トーナメント大会となる。
地方予選という形をとり、そこでのチャンピオンが甲子園へ集合する。
甲子園で優勝するチームは、その夏一度も負けなかった全国で唯一のチームであり、
それは全国制覇ということになり、日本一の称号を手にすることになるのだ。
そして春夏の甲子園を連覇したとしても無敗とは限らないことになる。
松坂がエースとして春夏連覇した時の横浜は、公式戦無敗で連覇した。
まさに王者として君臨したことになる。
そこまで強かった横浜高校も甲子園でのPL戦や明徳戦のように薄氷の試合はあった。
秋は明治神宮大会がある。
ここで敗けていれば、センバツで優勝しても無敗とはならない。
夏は一度も負けなかった唯一のチームがチャンピオンとなることから、全国〇千〇百校の頂点、
などと表現するわけだ。
ところで高校野球には白スパイクが許され、今年の試合でも白のスパイクを使用しているチームは
多くなった。
むしろ白い方が多いようだ。
白いスパイクは酷暑を少しでも和らげるため、導入されたと思われる。
となると、春は白いスパイクを履く必要はなく、むしろ寒さが残るから黒い方がいい、ということになる。
開幕したプロではネックウォーマーをしてプレーをしている選手もいるほどだ。
ただ、高校生に経済負担をかけないということからはひとつのスパイクを長く使った方がいいという
理由もあろう。
金属バットは経済負担をかけないために折れないバットとして導入された。
令和の高校野球は白いスパイクが目立つことになったわけだが、
平成最初のセンバツでははじめてキャッチャーのヘルメットが使用されだしたという話がある。
昔は、帽子を後ろ前にしてキャッチャーはつばを後ろにマスクをしていた。
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