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なぜ高校でピッチャーじゃなかったか 強肩と身体能力の宗

宗は中学の野球部に所属していたそうだ。

つまり、軟式野球。

高校野球では中学時代に硬式野球だったか、軟式野球だったかで、ある傾向がみられるそうだ。

2022-6-21 宗もピッチャーへ転向か

 

宗が選んだのは横浜隼人高校。

神奈川は全国をにらむ多くのチームがひしめき合っているので、

各チームとも集まった選手は中学時代、硬式の野球を経験した選手が主力をはることが多い。

ただ、ピッチャーはむしろ高校から硬球を扱いはじめた選手がチームの主力になることが

逆に多い傾向があるとも聞く。

野手は特に内野手は圧倒的に硬式野球を経験してきた選手がいいそうだ。

 

ピッチャーに関してはその理由はよくわからないが、内野手については合点が行く。

軟球と硬球では野手の打球扱いが全く異なるので、長く硬球に親しんできた方が守備は上達するだろうと

容易に想像がつく。

 

ところが、宗は中学の軟式野球部。

ということは、なおさら高校ではピッチャーとして大成してよさそうなものだ。

しかも、あれだけの身体能力を持ち、肩が強い。

 

野手で軟式野球部からプロ野球選手になるのは稀らしい。

宗の実例に影響を受けた神奈川県内の中学野球部選手が横浜隼人での野球を希望しているという。

 

横浜高校や東海大相模には中学までずっとトップ選手として周りからも一目集めてきた

選手ばかりがそろう。

それも全国からだ。

ここで野球をやろうというには、中学まで公立の部活で軟式を扱ってきた選手には

覚悟がいり、決断できにくい。

大きな自信がなければ、貴重な高校生活を超名門校での野球に費やそうという決断にはならない。

もしくは、どうしてもその高校に憧れ、そこで野球がやりたい、という理由がなければ。

 

強豪ひしめく神奈川では選手の引き合いがあり、監督同士でもこの選手がそちらなら

あの選手はうちで、などという引き抜き合戦と情報合戦がある。

各校のチームづくりはそれぞれで、目指すものが違う。

各チームの方針による水面下の戦いが実戦より先に行われる。

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