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おめえも許さねえよ スター軍団・横浜をねじ伏せた東海大相模投手陣

松井に雪辱を果たした横綱・横浜高校も松井と対戦する前に神奈川のもう一方の横綱・東海大相模と対戦していた。

その東海大相模が2年生レギュラー8人の横浜高校に敗れたことで、翌年、執念を見せるのだ。

2022-6-23 お前だけは絶対に許さない 因縁とプライドが交錯する高校野球神奈川大会

2022-6-24 研究を重ねた執念、ぶっ倒す気迫、見たか咆哮 因縁の高校野球神奈川大会

 

2年生松井に敗れた横浜が、2年生主体で3年生松井を破り、その前に2年生軍団に敗れた

東海大相模は屈辱を感じたのだろうか、目標は、甲子園出場より横浜高校を破ることとなった。

 

神奈川代表はそのまま全国でも優勝候補になる。

それでも目標は甲子園出場でも全国制覇でもなく、横浜高校に勝つことなのだ。

公式戦で2年生8人の横浜高校に負けて以来、横浜高校に勝つことを意識して、冬を超え、

夏の1戦に賭けてきた。

 

横浜高校は前年、レギュラー8人が2年生だったのだから、翌年はそのレギュラーメンバーがそのまま残るわけで

さらに手ごわいチームになっているだろうと予想できる。

そして、2年生軍団の横浜高校に敗れた東海大相模の3年生は引退することになり、

引き継いだ後輩たちは、さらにパワーアップしてくるにちがいない横浜に勝たなければならない。

そして準決勝でぶつかったこの神奈川横綱対決に勝った東海大相模は先輩たちの無念を晴らし、

目標成就に泣きつくした。

 

この3年にも及ぶ神奈川の雪辱合戦。

2年生の松井を擁し、6年ぶりに桐光学園に敗れた横浜は、その後、全国区のスターになった

松井を絶対に許さず、主役の座から引きずり下ろすべく、3年生になった松井を2年生軍団で

こらしめた。

すると、その2年生軍団にやられていた東海大相模は引き継いだ後輩たちが翌年、

横綱同士の一戦で見事雪辱した。

予選こそ高校野球だ。

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