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エリートとは真逆の人生

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以前、稀有な出世、栗山元全日本監督を取り上げた。

2025-4-22 野球人生はいつが一番楽しいか

 

同じように監督となってからとても注目を浴びたのが近鉄、オリックスの仰木元監督か。

 

現役ではスター選手としての活躍をしたわけではないけれど、イチローや野茂、

そして清原らから慕われる指揮官だ。

 

ただ、現役は14年を数え、コーチを経験し、近鉄の監督へ就任するという地道に進んできた結果、

花開いたので順調な出世とも言える。

 

日本野球界ベストゲームと言える10.19が野球ファンの心に刺さり、イチローを世に売り出し、

震災直後の神戸に優勝をもたらしたことで仰木監督時代は彩られる。

 

野武士軍団と言われた西鉄の中にあって紅顔の美少年と言われるほどのハンサムで、

有名なのはニュースステーションに出演した際、小宮悦子を口説き始めたというもの。

 

渋めのイメージだが、個性のある選手を寛容し、酒豪で、美女を口説くという

実は豪快な人なのだろう。

 

10.19で敗れた後の会見では涙を流す選手が多くいる中、悔しさを内に秘め

冷静な表情で答えている姿はとても印象に残っている。

チームを指揮する立場として自若としている、あるべき姿に映った。

 

日本シリーズで対戦が決まった同い年のヤクルト・野村監督は

「三原さんの影響をものすごく受けている。しゃべり方はそっくり」

と言っていた。

 

その野村監督も実はエリートとは真逆の出世を歩んだ人だ。

 

貧乏脱出のために歌手になろうとも考えたと言う。

ということは、その境遇がなければ一攫千金の野球の世界を目指そうとは

思わなかったかもしれない。


中流の家庭ならば、現実的な道を歩み、進学を、とか就職を、と考えたかもしれない。

 

南海のテスト入団から1年目シーズンオフに戦力外を告げられ、

自殺するという脅しともとれる交渉でなんとかクビを免れたという逸話を持つ。

 

弱小の高校でスカウトの目にもとまらない無名選手、テストも本来合格ラインに達していない、

極めつきは戦力外を告げられてさえいる。

 

そんな選手が打撃記録で通算2位というものが多いほどの球史に残る大選手になった。

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