体操という肉体の極限を競う競技で6年間、世界NO.1
この6年間の一瞬でも怪我したら達成できない。
ちょっと怪我でもしたら
それは寝違いや深爪、ものもらいといったものでも満足な練習ができなく、
調整が遅れる可能性がある。
体操は肉体や感覚が頼りの競技だ。
微妙なずれが結果を大きく左右させることが想像できる。
大会が開催されるピンポイントにピークを持ってこなければいけないのだ。
日頃からその瞬間に合わせて生活する繊細なスポーツに違いない。
野球は道具に頼るスポーツだ。
技術に劣っても、練習不足でもバットという道具が好結果を導く可能性がある。
イチローが打てない球も素人が目をつぶって打っちゃう可能性があるスポーツだ。
ところが体操は肉体と感覚が頼りとなる。
体操は素人には絶対に真似できない。
野球のように素人がたまたまできちゃう可能性があるスポーツではないのだ。
体操では技のひとつにも数えられない蹴上がりすら素人のほとんどができない。
こんな競技で6年間、世界一。
驚愕だ。
しかも
今回は出場した全種目で優勝し、団体でも優勝。
さらに、個人戦では、圧勝ときたもんだ。
他を寄せ付けていない。
なぜ、こんなことができるのか。モチベーションは?の問いに?
「団体で勝つ事が目標。日本の体操は美しいので世界にアピールしたい。そのためには、自分が世界一であることが、必要なのでそれが、モチベーションのひとつになっている。」
体操界を引っ張るプライドに満ちた言葉に聞こえた。
さらにそのプライドは団体戦でミスを犯したことに、
「結果は満足だが、内容には不満。」
王者のプライドだ。
きっちり、王者の演技を見せチームを勝利に導きたかったのだろう。
試合直後はすっきりしなかったのだ。
当然だ。
内村すごい。もっと言いたい。