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移動に最適なつくりの男

ボルトが200m20秒台という平凡な記録で終わったことにより

分析が陸上短距離では重要という話をした。

 

その内容は2015年6月24日

 

その理由は、コンマ1秒を争う世界だからだ。

 

コンマ1秒と言えば、

スタートのタイミングに遅れたら、

靴半分歩数が違ったら、

スタートから上体を起こすタイミングを間違えたら、など

いろいろな理由で変わってくるような時間だ。

 

それを、間違えないよう科学分析、トレーニングを繰り返し

自分のものにしていかなければならない。

 

 

ボルトは最速という表現をする。

 

私は最速というより移動に最適というイメージだ。

 

ボルトは明らかに他の選手より背が高い。

背が高いということは当然、足が長く、一歩がでかいことになる。

歩幅が大きければ、移動が速くなる。

 

つまり、最速というスピードNO.1というより

移動がNO.1ということなのだ。

 

もちろん、世界一になるためには、スピードも世界レベルである

ことは言うまでもない。

 

どの世界も、分析を繰り返し、次に生かしていく。

この時のボルトは、前日まで順調だったそうだ。

 

しかし、スタートしてすぐにタイムが出ないと悟ったという。

 

私もジョギングをするのだが、

午前中に酒を飲み、一眠りした午後走ったら、あまりにも調子が

悪く驚いた。

 

午前中に走ることが多かったのを午後に変えると調子が良く、

起床から時間をおくことで調子が変わることに驚いた。

 

ホームランを打とうと体重増やしたら、

タイムが出なくなったことは「やはりか。」と思った。

 

だが、本当にそれが好不調の原因かは感覚だけで

はっきりしてはいない。

 

同じ条件でも良かったり、悪かったりして

何が理由かわからんのだ。

 

私とははるかにレベルの違う世界だが、

コンマ一秒を争うような、繊細な世界ではこの分析は

難儀な作業であろうことが想像できる。

 

100mだったら10秒程度、200mでも20秒に満たない短い時間で

ピンポイントのその日、その時間に

最高パフォーマンスが求められる陸上短距離は

毎日がストレスの競技に違いない。

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