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春高バレー 東福岡 下北沢成徳

春高バレー準決勝を観戦した。

初めてバレーボール会場に足を運んだことになる。

 

私が期待していたのは、高校スポーツのどの会場にも共通する特有の

熱気の高さだ。

 

今回のバレーボールも

やる人間も応援する人間も一所懸命で期待を裏切らない熱気に包まれていた。

 

この試合に両チームとも賭けており、意地のぶつかり合いだ。

快心のプレーには渾身のガッツポーズ。

ナイスプレーには会場全体から拍手。

 

応援席からもプレーヤーに対する声援が本気だ。

「いけー」

「チャンスボール。ゆっくり、ゆっくり。」

「拾っていこう」

「ここ粘って。」

 

応援席というのは、二階の両校の応援席のこと。

つまり、コートからは離れているのだ。

 

にもかかわらず、

メンバーに入ることができなかったと思われる部員から

会場中に響き渡るほどの掛け声なのだ。

 

ほかにも聞き取れない声、専門用語、チームの合言葉のような掛け声

といった応援や指示が会場中に響き渡り、プレーヤーの背中を押す。

 

初めてのバレーボール観戦で気付いたことは、

 

エースと呼ばれるチームの大黒柱に共通するのは振りぬきのよさ。

 

各チームのエースには

身体的なこと、プレースタイルに違いがあるが、

振りぬきのよさは共通しているように思う。

 

ゆっくり助走して高く飛んでいる風でなくとも振りぬきがよいので

強い球を打て、相手の迷いを誘う。

 

そして、窮地にはどのチームもエースに集中する。

 

困ったときは、エースに頼るのだ。

 

ここぞで決めてくれる人、

トスが悪くとも決めてくれる、

決められなくとも相手にチャンスボールとならない、そして

こちらにチャンスが来るようにしてくれる。

 

「あいつならきっと」

の心境だ。

 

また、

フォーメーションがおもしろい。

 

相手のサーバーによって、フォーメーションを決めているのか。

自陣の選手の前衛、後衛のちがいで変わるのか、

相手の陣形によって決めているのか、

 

結論が出るまで頭が働かず、観察が甘かった。

 

またバレーボールを観たい。

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