三冠馬3頭が共演するという史上初のG1レースとなったジャパンカップは3強が人気通りにワンツースリーを決め、
期待に応えるレースとなった。
こんな世情でなければ、今年の競馬は特別の年となり、大盛り上がりになったはずだった。
三冠馬が3頭共演するなどというレースには大観衆で埋まったはずなのに史上唯一の年が、凶年となってしまった。
史上唯一というのは、まずクラシックレースで牡牝ともに三冠馬が誕生したということ。
それも両方とも無敗での達成。
そして、牡馬三冠馬は父子での無敗の三冠馬だということ。
そして、G1最多9勝の牝馬が獲得賞金最多で有終としたということ。
有馬記念を前に、今年の最高のレースが終わったことになる。
アーモンドアイがジャパンカップで引退するので、敬意を表して、今年の三冠馬2頭も
ジャパンカップに照準を合わせることになった。
3歳馬2頭はジャパンカップにローテーションからも出る必要はない。
しかし、各陣営が3冠馬3頭の共演をファンに届けようと決意したからだろう。
三冠馬が3頭も同じレースに出るという機会は今後もあるかどうかすらわからないから、
この世紀の1戦をなんとか実現すべく、各陣営が競馬界のために尽力したと思われる。
この世情にこれだけの話題を振舞おうとした各厩舎は実にお見事だった。
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