私は今、1年間を通して戦う大会で準決勝まで勝ち進んだ。
来週その試合があるため昨日は、練習を行う予定だったのだが、
東京は大雨。
東京に限らず昨日は日本中雨だったようだが。
その試合に備え、先日、練習試合を埼玉で行ったのだが、
ちょっと驚いたことがあった。
それは、
経験のないようなスライダーを見たということ。
おそらく、私の野球人生であんな鋭いスライダーを投げ込まれたのは、
初めての経験だ。
埼玉でも東京同様の大会が開かれており、
元プロ野球選手も数人参加している。
その中の1チームと練習試合をしたのだが、
こんなスライダー今まで見た記憶がないのだ。
1打席のみの対戦だったのだが、2球目にスライダーを投げられた。
私には完全にまっすぐに見え、打ちに行ったのだ。
ところがさあ捉えようとしたそのボールがキュッと曲り、
ワンバウンドするボール球になったのだ。
私はバットが止まらず、ハーフスイングの空振りとなった。
内心
「こんなに曲がるのか」
と思った。
そして、
「真っ直ぐを待っていて打ちに行ったら絶対に打てないな」
と思った。
真っ直ぐが速いわけでは無かったのだが、
真っ直ぐとスライダーの見分けができず、
スライダーが、
打つ方の私に近いところでキュッと曲がるので
真っ直ぐのタイミングで打ち返そうとするとスライダーは
空振りしてしまうのだ。
そこで私は
「スライダーにタイミングを合わせ、
真っ直ぐが来たら、振り遅れの逆方向(右方向)か、ファールでいい。」
と頭を切り替えた。
結果、追い込まれた後、スライダーをカットしてファールで逃げ、
スライダーのタイミングで打ちに行った真っ直ぐを、
体の近いところで腕をたたみ、詰まりながら、
センター前へ渋く転がし、ヒットした。
我ながらいいバッティングだと思ったものだ。
そこで思ったのが、
変化球待ちの真っ直ぐ打ちこそ打者の極意だと。
これについて次回、理由を論じていこう。