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右に打て

先週、「右打ち」ということで記した内容のつづき。

右打ち

 

あるデータによると右方向へ飛んだ打球のうちヒットになる率は

左方向、センター方向とくらべると落ちるそうだ。

 

それなのに昔から右へ打つことが奨励され

右へ打つことが、確率を高くすると常識とされてきた。

 

この場合の右へ打つというのは右打者にとっての右方向。

左打者ならば左方向ということになる。

いわゆる「反対方向」とか「逆方向」といわれる打球のことだ。

 

そういえば

なぜ「反対方向」というのだろう。

 

ひとつは

野球は右、左の方向をホームベースから見た方向で示す。

 

すると

右打者が立つ打席は左に立つことになり、左打者はその逆になる。

 

そのため

右打者が立つ打席の左から打てば、左に飛んでいくのが「正方向」となり

左打者はその逆になる。

 

よって

右打者の右方向がいわゆる「反対方向」、「逆方向」といわれる打球になる。

 

もうひとつが

右打者がスイングするとき、構えたバットは体の右から左へと移動する。

つまり

力を右から左へと伝えていくわけだ。

 

すると

左へ行くにしたがい、力が加わっていくことになり

ボールが当たれば左へ飛んでいくというのが自然な動きなのだ。

左打者なら当然これと逆の動きが自然なわけ。

 

したがい

右打者の右方向、左打者の左方向が

 

いわゆる

「反対方向」とか「逆方向」と言われる所以ではないか。

 

右へ打てといわれる理由に行く前に脱線した。

次回以降へ・・・。

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