大田も今年6年目、背番号44に変更。
右の大砲と期待されながらなかなか出て来ない。
毎年、大田に関してはその大砲としての見出しが躍っている。
5年間やってきて、今だ一軍に定着できないところを見ると
打撃フォームとかの問題じゃないと思われる。
ロングティーやフリーバッティングでは誰よりも打つし、誰よりも遠くへ飛ばせる。
にもかかわらず結果が出せていないのだから。
私が昨年、沖縄キャンプを訪れたときも、今年こそはと首脳陣も期待していたのだろう、
大田を使い続けていた。
しかし、三振ばかりしていた。
球種を混ぜられ、ボール球を混ぜられると簡単に三振していた。
これは、気持ちの中で打たなきゃと思うことがそうさせているのでは。
精神的に追い込まれて打席に立っているように映った。
つまり、
打者としての体の使い方やバットコントロールといった技術ではなく、気持ちの技術が未熟だということ。
打席に向かう意識、
プレッシャーに対する強さの技術、
配球を考える技術、
狙い球だけはきっちりとらえるという技術、
が未熟だということ。
もしくは目がついていけてないのか。
ここまで来たらいっそ右打ちに徹するとか、ゴロを打つとか、ライナーを打つとかの
長距離打者からの変革も考えたり、三振OKで狙い球を指示してやるとかマインドの変革が要求される。
どんな形でもとりあえずの結果を出させて、自信と気づきを覚えさせ、
それから大砲に育てるという割り切る頃に差し掛かっている。