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バスターは難しい打ち方でないⅢ

バスターは、難しい打ち方ではなく、

最も確率の高い打ち方であり、

あの超一流打者も実践している打ち方だと記していた。

 

その内容は2015-12-1と2015-12-4

 

その一流打者とは、

イチロー。

 

イチローのバッティングは、振り子打法と言われた頃から

今に至るまで最大の特徴は体重移動だ。

 

それまで

プロの速い球、鋭い変化球に対応するためには

できるだけ長く見て、自分の体の近くまでボールを引きつけて打つことが

常識のごとく捉えられていた。

 

そこへ、イチローが我々にとっては突然変異として出現した。

 

足を上げ、自分からピッチャーの方へ寄っていき、

速い球にも変化球にも対応する。

体重移動しているので、打球は飛ぶ。

内野ゴロになれば体重移動しているので一歩目を早く切れる。

 

しかし、イチローは

体重移動していながらも軸がぶれず、

前には突っ込まない。

 

ピッチャーの方へ寄って行きながらもミートポイントは

体の近くまで引きつけることができる。

 

この難しい打ち方にも関わらず、前人未到の200安打を

優に超えてしまった。

 

イチローのこの打ち方は、本人の弁を借りれば、

イメージとしては、それまでもずっと持っていたそうだ。

形となって現れたのが、あのシーズンだったとのこと。

 

そのイメージというのが、ラインでボールの軌道を描き、

点で捉える。というもの

それが、あの形で具現化したということだ。

 

古田は、この打ち方は、

その投球のラインを描き、そこへバットのラインを入れていくので

ヒッティングポイントがたくさんでき、確率が上がると表現している。

 

対比として、昔から奨励されていた最短距離からバットを出す打ち方では

ない。としている。

これについては、イチローも最短距離でバットを出す打ち方は、変化に

対応しにくいことを指摘している。

 

このラインに入れる打ち方こそ

バスターの打ち方だ。

 

バスターはバントの構えから引いて

トップの位置はグリップが右打者なら右の肩あたりになる。

そして、バントの構えから引くのでバットは寝たままだ。

 

バットを引いてきたラインと引ききってトップからミートするまでの

ラインが一緒なので振り子のように反復のような動きになる。

 

無駄な動きが極力避けられ、スムーズな動きになるのだ。

 

右肩の位置にあるグリップから寝かせたまま

地面と水平にバットが出てきて、移動距離が少ないので

ボールを当てるには、バントの次に確率が高くなる。

 

同じ理論だ。

 

そして古田の理論から助言を受けた

もう一人の超一流打者も実践している。

 

その選手は・・・

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