毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

ホームランアーティストへの道 筒香

筒香がいよいよ覚醒したか。

 

大器が着実に経験を重ね、今シーズンは1年通して4番に座ることになりそうだ。

 

開幕戦のホームランは

本人談では

「もっと角度を出して打球を上げたい」

とのこと。

 

打った瞬間ホームランの打球だったが、甘い球をタイミングバッチリ、ジャストミートしたので

理想の打球にならなかったことに少し不満があったようだ。

 

観ていた私も筒香の談話を聞く前に同じ感想を持った。

 

松井だったらあのタイミングあのスイングならもっと遠くに飛ばすホームランを打っていたイメージだ。

 

松井が本格化した頃、

1997年以降くらいからは、雰囲気からホームランが出そうで相手を威嚇していた。

 

オールスターで4試合連続ホームランの時も

松井ならやりそう、というより松井ならやって当然といった雰囲気だった。

 

しかし、松井は王や落合や中村おかわりがスタンドまで運ぶアーティストに対して

打ちだしが中距離打者の角度で上がり、

ゴジラパワーでそのままスタンドまで突き刺すという弾き返すバッティングだった。

 

それが、量産する頃にはゆったりと構え、角度をつけるようになった。

すると、どこまで飛ばすんだというくらいの飛距離を生みだしたのだ。

 

筒香もこのように角度がつけられるようになれば

もっと難しい球、タイミングがずれた球、低い球でもホームランできるようになるだろう。

 

今までゴロや外野フライになっていた球でもホームランになる。

 

2戦目以降もヒットを連発している。

自信をもっているのだろう。

初球からどんどんフルスイングしてきている。

 

前に行く癖を後ろに体重を残す意識で、ひきつけひっぱたくイメージにしているようだ。

 

中田も序盤からホームランがよく出ている。

 

セ・パの日本代表4番候補が今年はおもしろい。

筒香の方がもっと伸びる可能性を感じる。

 

ただ

構えから打ちに行くまで上半身が動くことが気になる。

 

松井は最盛期はゆったり構えヘッドを効かせて飛ばしていた。

同じ打ち方をする必要はないが、上半身の動き、特に肩の動きは気になる。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP